人工甘味料危険性と種類⚠️
2020年12月28日

人工甘味料の危険度は?種類別に比較!

 

人工甘味料には合成甘味料と糖アルコールがあります。

その危険度は種類によって異なります。ここでは、合成甘味料や糖アルコールの種類と、それぞれの危険度について説明します。

 

危険性①スクラロース

 

スクラロースはイギリスで生まれた合成甘味料の一種で、砂糖の600倍のの甘みがあるといわれています。

水に溶けやすく虫歯になりにくいことから、お菓子や清涼飲料水などに使われています。

しかし、スクラロールの化学式は発がん性や催奇形性があるとされるダイオキシンと同じで安全性が確立されていないため、危険視する化学者も少なくありません。

1日の許容摂取量は、体重1kgあたり5mgといわれています。

 

危険性②アセスルファムK

 

アセスルファムKは正式名称をアセスルファムカリウムといい、他の合成甘味料と混ぜて使われることが多い甘み成分です。

甘さは砂糖の200倍程度で、口に残らないあっさりした甘みがあり、お菓子やパン、清涼飲料水をはじめ漬物やつくだ煮にも使われています。

しかし、厚生労働省の情報によると、アセスルファムKを大量摂取したラットが死亡したり妊娠中のラットに摂取させることで胎児に影響が出たりといった事例もあるようです。

このような理由から、アスセルファムKは体に悪い人工甘味料とする意見が多くあります。1日の許容摂取量は、体重1kgに対し15mgといわれています。

 

危険性③サッカリン

 

合成甘味料の一つであるサッカリンは、人工甘味料の中で最も歴史が古いことで知られます。

砂糖の700倍の甘さがあるにも関わらずゼロカロリーで、苦味を含んだ甘みが口の中に残ります。

漬物や佃煮、魚介加工品、しょう油、煮豆、ビン詰、缶詰、粉末清涼飲料などに幅広く使われている甘味料です。

がんの発症を誘発する危険はないことは証明されましたが、過剰摂取することで胃酸過多や不妊などが起きる可能性があるので注意が必要です。1日の許容摂取量は、体重1kgにあたり5mgとなっています。

 

危険性④アスパルテーム

 

アスパルテームは合成甘味料の一種で甘みは砂糖の200倍といわれており、ダイエット食品やお菓子、清涼飲料水などに入っていることが多いです。

しかし一方で、最も体に悪いといわれる人工甘味料でもあります。

それはアスパルテームに、フェニルアラニンが配合されているからです。

フェニルアラニンが代謝できないフェニルケトン尿症の人がこれを摂取すると、命に関わる重篤な状態に陥る可能性があります。

また、心疾患や肝機能障害、アレルギー症状を引き起こすなどの副作用も懸念されます。

1日の許容摂取量は、体重1kgあたり40mg未満です。

 

危険性⑤ネオテーム

 

合成甘味料の一種のネオテームは、砂糖の7000倍から13000倍の甘みを持ちます。

摂取するとかすかな甘みが長く口の中に残る性質があり、ケーキやガム、キャンディなどのお菓子に使われることが多いです。

ネオテームの原料はアスパルテームなので、過剰摂取するとアスパルテーム同様に心疾患や肝機能障害、アレルギー症状が起こる可能性があります。

1日の許容摂取量を明確に示した資料はありませんが、アスパルテームと同じく注意が必要です。

 

危険性⑥アドバンテーム

 

アドバンテームも合成甘味料の一種で、砂糖の14000倍から48000倍の甘さを持っています。

アスパルテームと一緒にノンアルコール飲料やシロップ、加工フルーツ、ガムなどに使われていることが多いです。

アドバンテームが体に悪いといわれるのは、使用した炭酸飲料の52%が26ヶ月後に変質したことが理由です。

歴史が浅い人工甘味料なので、1日の許容摂取量は定かではなく、安全性が担保されているとは言い難いでしょう。

 

危険性⑦キシリトール

 

キシリトールは糖アルコールの一種で、安全性の高い人工甘味料として知られています。

冷涼感のある甘みが特徴で、虫歯予防の歯磨き粉やガムに使われています。

しかし、キシリトールの安全性を確かめる実験で犬に大量摂取させた際には急激に血糖値が下がったケースがあり、人間に同じことが起こらない保証はありません。

ただし、合成甘味料と比較すると糖アルコールであるキシリトールの方が健康に影響するリスクは少ないといわれています。

なお、キシリトールは過剰摂取するとお腹が緩くなる場合があるので、1日に摂取するのは30g程度に留めておくことをおすすめします。

 

インスリンの働きが鈍くなり太ることがある

 

人工甘味料は摂取しても血糖値が上がりません。

通常は砂糖を摂取すると血糖値が上がり、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、習慣的に人工甘味料を摂取するとこのインスリンの働きが鈍くなる可能性が示唆されています。

インスリンの働きが鈍くなることで人間が本来持つ血糖値をコントロールする働きも弱まり、結果として太りやすくなる場合もあるようです。

さらに甘いものを食べているにもかかわらず血糖値が上がらないことで脳の異常反応が起こり、より甘いものを欲するようになる危険性も指摘されています。

このように、ダイエットのために人工甘味料を使用することが逆効果になってしまう場合もあるので、使い過ぎには気を付けた方が良いでしょう。