健康・美容はインナーケアから!
2022年07月26日

 

 

《インナーケア健康と美容を作りましょう🌿》

 

皆様、お身体やお肌の調子はいかがでしょうか?
お身体やお肌のお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
・身体
肩こり、腰痛、頭痛、体の疲れが取れない
風邪を引きやすい、アレルギー症状(花粉、鼻炎、アトピー性皮膚炎など)が沢山ある
・肌
肌荒れ、ニキビ、くすみ、シミ、シワ、たるみ、乾燥など

腸が人間の健康と美容に大きく関わっていることをご存知でいらっしゃいますでしょうか??

そこで、今回は腸の基本と仕組みをご紹介いたします☝🏻

 

 

:目次

①腸の構造や役割

②驚くべき腸内細菌の働き

③便秘ってどんな症状?

④便で分かる健康状態

⑤便秘ケア。便秘改善方法

 

📍腸は命の中心です
腸から栄養は吸収されるので腸の健康をなくして体の健康はありません⚠️

 

①【腸の構造や役割について】

小腸は十二指腸、空腸、回腸に分けられ、消化吸収を担います。
十二指腸では胆汁と膵液が分泌され、炭水化物、脂質、タンパク質が分解されます。
小腸は全長6~7m程あり、絨毛と呼ばれるヒダが内壁を被うことで表面積を広げ、より多くの栄養素を吸収できるようになっています。

大腸は成人で1.5m程の長さがあり、盲腸、結腸、直腸からなります。
結腸はさらに上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に分けられます。

大腸では小腸で吸収されなかった水分と、一部のビタミン、ミネラルが吸収されるだけです。

大腸の主な役割は排泄です。

大腸では内容物を移動、撹拌させるためにぜん動運動(消化管が内容物を移動させるために行う収縮運動のこと)や分節運動が行われます

ぜん動運動で便を移動させながら水分を吸収して便を作り、また大腸では腸内細菌の力を借りて便を作ります

この便を作る過程のどこかに問題があると便秘や下痢を引き起こすようになります。

 

②【驚くべき腸内細菌の働き】

 

健康な人の腸内には約100~1000兆の腸内細菌がおり、その腸内細菌のほとんどが大腸にいます。

 

大腸の中は腸液や内容物が常に流れており、腸壁に沿って0.1㎜程度の粘液層と呼ばれる層に腸内細菌はいるので流されずに大腸に定着することができます。

 

腸内細菌には善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3つの腸内細菌があり、

善玉菌

感染防衛・免疫刺激・消化吸収の促進・便性の改善など体にとって良い働きをしてくれて健康維持や老化防止の菌となります。

代表的な菌は・・・乳酸菌やビフィズス菌などがあり、腸内で発酵を起こします。

 

悪玉菌

腸内腐敗・細菌毒素の産生・発がん物質の産生・ガス発生など体に悪影響を与えて健康阻害・病気の引き金・老化促進の菌となります。

代表的な菌は・・・ウェルシュ菌やディフィシール菌、フラジリス菌などがあり、腸内で腐敗を起こします。

悪玉菌により硫化水素、アンモニア、インドール、スカトールなどの有害物質が発生すると悪臭や病気の原因となります。

 

日和見菌

腸内細菌のうち最も多く全体の70%をしめます。

日和見菌は善玉菌・悪玉菌のうち勢力の強い方の味方をします。

身体が健康な時は善玉菌が多く、日和見菌は善玉菌に協力してくれます。

しかし食生活や生活習慣の乱れが続き、悪玉菌が増えてしまうと日和見菌は悪玉菌に協力するようになり、体調が悪化していきます。

そして悪玉菌が優位になっていると便秘を引き起こしやすくなります。

 

③便秘ってどんな症状?

 

便秘とは、排便回数の減少や排便間隔の乱れ、便が固くなり排便困難感のある事、残便感などの症状で診断されることが一般的です。

日本内科学会では「3日以上排便が無い状態、また毎日排便があっても残便感がある状態」としています。

日本消化器学会では「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔不規則で便の水分含有量が低下している状態(明確な定義があるわけではない)」

 

④便で分かる健康状態

 

【便は体からのお便り】

便は75~80%が水分で、残り20~25%が固形成分です。

便と言うと「食べ物の残りカス」というイメージが強いですが実際には食べ物の残りカスは固形成分の1/3、腸壁から剥がれ落ちた粘膜1/3、腸内細菌1/3です。

便の75~80%を占める水分に含まれるのは胆汁、膵液などの消化液やそこに含まれる酵素、食物を分解する過程で生じる脂肪酸、乳酸、炭酸ガスなどがあります。

また便の悪臭の原因になるアンモニア、インドール、スカトールなども含まれます。

 

健康な便の色は黄色、もしくは黄色~黄土色です。

これは胆汁に含まれるビリルビンによって色付けされています。

 

便が白くなっている場合は・・・

胆汁がでていない可能性がある為、肝臓や胆のうに炎症やがん、あるいは胆石ができている可能性がある

 

便が緑色の場合・・・

腸炎などで腸内細菌の活動が鈍っていると考えられる

胆汁が酸化されず元々の色で出てくるため、緑色の便が出ます。

子どもではよくあり、大人では抗生物質の服用で善玉菌が減少すると起こりやすい

 

便が黒色の場合・・・

上部消化管での出血を疑う

血液の成分であえうヘモグロビンが胃酸により酸化されて血液が黒くなります。

出血の原因が様々で潰瘍や炎症、がんの可能性もあります。

鉄分のサプリの摂りすぎや便秘でも黒色になります

 

便が赤色の場合・・・

大腸など校門に近いところで出血が起きていると考えられます

肛門付近の痔によって出血していることもありますが大腸がんや潰瘍性大腸炎、クローン病など重大な病気の恐れもあります。

 

⑤便秘ケア、便秘改善方法

 

【便秘改善×食事】

〇食物繊維

腸内環境を良好に保ち、スムーズに排便するために欠かせないものです

成人では、1日に24g以上摂取する

 

■水溶性食物繊維・・水に溶けてヌルヌルになり便を柔らかくしてくれてスムーズに排便しやすくなります

昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも、大麦、オーツ麦などに含まれています。

■脂溶性食物繊維・・・水分を吸収して膨らみ、便の量を増やして腸を刺激することで働きが活発になりスムーズな排便に繋がる

穀類、野菜、豆類、キノコ類、果実、海藻、甲殻類(エビやカニ)の殻にも含まれています。

 

〇乳酸菌

乳酸菌というとヨーグルトのイメージがあるかもしれませんが

無理にヨーグルトをとる必要はありません。

日本人は乳糖不耐症といって乳製品に含まれる乳糖を分解する酵素を持たない人が多いからです。

乳糖不耐症の人が乳製品をとると下痢を引き起こすこともあります、

 

 

納豆や味噌、漬物などの発酵食品を多く含む日本食が良いです。

 

腸が人間の健康と美容に大きく関わっていることをかんじていただけましたでしょうか?

今日からでも今からでもできる腸活で人間の健康と美容に良い影響を与えられるようにしていきましょう♪(^^♪\